ナスPの日記

日常生活で自分が何かを「思った」時に、「なぜそう思ったんだろう?」ということをめっちゃ考えて書きます。

檜原村に行って、平地と山の違いについて思ったこと

先日、パートナーの実家へ里帰りした時、里帰りついでに「檜原村」というところへ行って温泉に入ってまいりました。

檜原村wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AA%9C%E5%8E%9F%E6%9D%91

檜原村は山の中にある村で、主な資源は「温泉、キャンプ、林業」というような感じのする村でした。
「秘境」って感じで、鬱蒼とした山の中を音楽をかけながらドライブしていると、普段聞きなれた音楽でもなんだか想像力を刺激されてワクワクしてしまうのが不思議です。
ちなみにその時パートナーがかけていたのは、加藤登紀子とRhapsodyのCDでした。

山の奥の方へ行けばいくほど人家がまばらになり、中には他のところからかなり離れたところにコテージがポツンと一つだけあったりしました。
「こんなところに住めたら、さぞかし静かで神秘的で素晴らしいだろうなぁ。」と思う反面、
「どうやったらこんなところに住めるんだろう?(一番近い駅まで、車でも2時間かかる)」という風に思った次第です。

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で、こんなところに住んでみたいなあ、とは思うものの、
「かといって、根本的に私が持っている「原風景」とは違う場所だなぁ」と思ってみたり。

というのは、私が住んでいるところも俗に「田舎」と称される地域ですが、
私の住んでいるところは、
「平野に田園が広がる地域」なので、山間の村とは根本的に違うのですよねぇ。

平野:果てしなくどこまでも空が見え、何でもかんでも明るく丸見えなイメージ。(田園と、たまにそれを遮る丘だけがある。)
山間:木々が鬱蒼とおいしげり、見通しの悪そうなイメージ。(何か宝物を隠すとしたら、平野じゃなくて山よねってかんじ。)

こういっちゃあなんだけど、「平野にはお化けはいないけど、山間にはいそうなイメージ。」です。

私にとっては、
平野:自分が普段生活するエリア
山間:リフレッシュしたり、刺激をもらったり、非日常を体験しに行くところ。
という感じだなあと思いました。

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あと、平野と山間では、そこで何かすることの大変さ具合が全然違うだろうなぁとも思いました。

どこかへ出かけて行くだけでも、平野と山ではその大変さが違いますしね。

平野なら2時間平気で歩ける私でも、山間の中を2時間歩けと言われたらかなり本格的に装備を用意しないと、って思っちゃいます。

平野だったら、車を走らせるにもほぼ惰性で動くので燃費良く走らせられますが、山間だと坂が続く限りエンジンをフル稼働させないといけないし、ガソリン代とか大変そう。

平地にだだっ広い敷地があれば、大規模な工場やショッピングモールを誘致するとかもできそうだけど、山間だとできるのはせいぜいダム建設の誘致くらいじゃないのかなぁ。
食べ物を作るにも、平地だと結構大規模に作ってるのを見かけるけど、山で大規模に何か作ってるのって見かけないよね。林業くらい?

平地でやることなら苦労しなくても、同じことを山間でやろうとするとかなり苦労する感じ。
とにかく、「山間って御しがたくて思い通りにいかないかんじで、平地のあっけらかんとした感じは山間にはないな。」って思いました。

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山で育った人間と、平地で育った人間ってなんだか価値観も違いそうだ。

平地の人は、「人生ってある程度お気楽に、自分の好きなようにできるよね。」って思ってるけど、
山の人は「人生って理不尽なもので、その運命は受け入れながらどうにか生きるしかない。」って思ってそう。

言いすぎかな?
でも、「何をするにも、ある程度それを裏付ける理由が無ければ納得できない平野育ちの私(先のことまで真剣に考えて計画立てるけど、日々のめんどくさいことは後回しにしちゃったりする。)」と、
「それが嫌なことであっても、必要ならやるしかない、と受け入れる山育ちのパートナー(日々のことはちゃんとやるけど、あまり先のことまで考えるのは無駄だと思ってる)」を比較すると、
平野育ちと山育ちという違いが基本的な価値観に影響を与えているのかもと思っちゃう次第なのです。