ナスPの日記

日常生活で自分が何かを「思った」時に、「なぜそう思ったんだろう?」ということをめっちゃ考えて書きます。

お金を稼ぐということを「実感」したい

実をいうと、お金を稼ぐってことがいまいち実感できてない。

ちなみにプログラマーやってますが。

自分で商売をやったことがないので、基本的に時給とか日給とか月給で雇われたことしかありません。

初めて仕事をしてお金をもらったのは高校生の頃のバイトで、空港近くのホテルの清掃のバイトで、時給800円でした。
夏休みの間フルに働いたので、月に10万とか12万とかだったかな。
で、月末に封筒に入ったお金を雇い主から手渡される。

この時、当然「嬉しい」とは思いましたが、同時に「自分はこのお金をもらうのにふさわしいのか?」という疑問がわきました。

というのも、仕事の評価があまりよろしくなかったからなのですね。鈍くさかったもので。
夏休みの間だけ、という約束のバイトで5人ほど入ったのですが、その5人のうち、「夏休みの後も継続してバイトをしてくれないか」と打診されたのは仕事が早くて気が利く2人だけだったのですね。
当然自分はその2人の中に入っておらず。
というか仕事して3日目くらいから、その2人と自分とにかなり違いがあるということはわかってたのですが。

それで、その時
「あぁ、自分は時給800円に見合う仕事をできなかったんだ。」
と思った記憶があります。

その後も学生の間、ケーキ屋のバイトやら、ガソリンスタンドの受付やらをやりましたが、どれも評判は激悪でした。

「時給に見合う価値を提供できていないのに、お金はとりあえずもらえる。」という経験から、私にとってお給料というのは、「価値と交換したもの」ものではなく、「雇い主が、「支払う」と約束したからもらえるもの」でした。
日本の労働者ってずいぶん法律に守られてるんだなぁ、と思ったものです。こんな役立たずな自分に対してでも、一度「払う」と約束したものを律儀に払ってくれるなんて。


もう一つ、お金を稼ぐと言うことがわからない理由は、
「なんか、このお金の出所がいまいち実感できない。」
ってこともありまして。

自分の給料って、自分の所属している団体がお客さんに価値を提供した結果、お客さんの財布の中から出てきているわけなのですが、その、「お客さん」というのがいまいち実感わかない。
自分がプログラマという職業だからかなという気もしますが、接客業のバイトやってた時も結局似たようなことは思ってました。
「今、ケーキを400円で一つ売ったけど、このお金はケーキに対して支払われたのであって、私の働きに対して支払われたわけではないよな~。」みたいな。


かといって、今私が組んでるプログラムが売れてるからそれが嬉しいかというとそれも微妙で、プログラム組むよりも、そのプログラムを買ってくれるお客さんを捜す方がずっと難しいと個人的には思ってるので、
「このお金は営業さんがひっぱってきたものであって、私の働きに対して支払われたものじゃない」
という考えが頭を離れません。