ナスPの日記

日常生活で自分が何かを「思った」時に、「なぜそう思ったんだろう?」ということをめっちゃ考えて書きます。

そんな非日常はこない。

私のストレス解消法は漫画喫茶にいって6時間ぶっ続けで非現実的な世界へ逃避することです。

この間は「進撃の巨人」を読みました。大変面白かったです。

で、大変面白いなとは思ったのですが、一方でこうも思ったのです。
「なんかこう、もうちょい現実的な漫画がヒットしてくれないかな。」って。

進撃の巨人」っていうのは、どこが面白いのかというと、
かっこいいキャラクターがかっこよく巨人をなぎ倒すのを見てスカッとしたり、
巨人退治が単なる力技じゃなくて謎の解明をする必要があったり、
巨人を倒してりゃいいわけじゃなくて実は人間同士の内部にも解決すべきもめ事があったり、
な部分が魅力なんですけれども、
それって全部非日常なんですよねぇ。フィクションと言い換えてもいい。

いや、なにを当たり前のことを言ってるのよとお思いでしょうか。
いやそうなんですけど、フィクションはフィクションなんですけど、例えばアナタ、リヴァイのようになりたいな、あるいはリヴァイのような男の人カッコいいなと思いません?

でもぶっちゃけあんなやつが現実にいたらちょっと友達になれないでしょ?
あれはフィクションの中の非現実的な状況だからかっこよく見えるだけで、現実でまんまあんな言動するやついたらたんなるDV係長です。速攻で警察に逮捕されますよね。


エーなにを言いたいのかと言いますとね。
「もっと現実で重視される言動を、フィクションのなかでかっこよく描いてくれてる、そんな漫画はないのか!」
と、そう言いたいのです。

例えば、リヴァイさんが作中で自分の部下を蹴飛ばして「てめぇに必要なのは躾だ」みたいなことをいうシーンがあるんですけど、現実であんなこと言う機会って基本的に来ないじゃないですか。


現実の世界での上司と部下っていうのはもっと因縁深いもので、部下が上司を尊敬する部分というのは得てしてもっとも地味で当たり前な作業を当たり前にこなしているところだったりするんですけど、
それって漫画にしてもあまり面白くないんですよねぇ。

うーん。
例えば現実の仕事やってるときって、一番大事なのは限界を超えてまで働くことじゃなくて、自分の体調を把握して無理しないことじゃないっすか。
漫画の中だと、
「俺の人生のピークは今なんだ!」とか、
「これさえ上手くいってくれるなら、もう体がどうなってもいい!」みたいな感じで張り切っちゃったりしてて、それはそれで悪くないと思うけど、
少なくとも俺の人生のピークは10年前でしたっていうのよりもずっといいと思うけど、
かといって人生ってのは続くもんだからさ、

漫画の中だと、「今日はほどほどにしといてとっとと休もうぜ。」みたいな人はまるで適当な人扱いで、限界を超えて頑張る人が結局勝つんです。みたいな感じじゃん?

あれ本当良くないよね。
日本人のほとんどが「根性出せばどうにかなる」とか思っちゃうのは日本の漫画の影響です。

もっと、例えば人間関係とか、
「別に相性の悪い人とは相性の悪いままでよくて、無理して仲良くせんでもえーんやで。」とか
「根性じゃなくて知恵を出せ。」とかいうことを漫画で言うべきだ~!