ナスPの日記

日常生活で自分が何かを「思った」時に、「なぜそう思ったんだろう?」ということをめっちゃ考えて書きます。

「辛くて苦しい」と思ってるから

私は週に三日間だけ、プログラマーとして東京に出勤してるのだけど、職場の人手が足りなくなると、時々週に四日間働くこともある。

そんなとき、つまり、週に三日の契約であるにも関わらず四日の勤務になってしまうようなとき、私の上司は「ご褒美」と称して昼御飯を奢ってくれる。

私は上司に愚痴をこぼす。
この間の飲み会の時、隣のチームの人にかなり面と向かって向かって罵倒されて、本当に憤懣やる方ないのです。
週に三日間しか仕事しないのはクズだ、とか。
あと、一度会社を辞めたくせに、何をしれっと戻ってきてヘラヘラ笑いながら仕事してやがるんだ、恥を知れ、とか言われました。

その話は聞いています。
横にいた新人が泣きそうになってたらしいですね。

私も泣きそうだったんですが。

あなたは自分で納得してそういうことやってるんだからいいでしょう。
今更外野から何に言われようと。

それにしても、別に仕事に関係ない人に、そんな事を言われるのは腹が立ちます。
例えば、社長とか、上司とか、あと今一緒に働いてるチームリーダーのマキノさんに、もうちょっと働けって言われるのはわかります。私が週に三日間の出勤で済むように、気を使っていただいてるので。でも、実際には社長も上司もマキノさんも、みんなそんなこと全然言わないじゃないですか。
まぁ、隣のチームのその人は、それはみんなが優しいから言わないので、だから代わりに俺が言ってやってるんだってことらしいんですが…。

なるほど、じゃあ言わせてもらいます。
正直なところ、こう思っています。
自分達は毎日とっても面白いことをしてる。
こんなに面白い仕事が毎日できて、とっても幸せだなぁ。
仕事はこんなに面白いのに、あなたは週にたった三日間しか仕事に関われてなくて、とっても可哀想だなぁ。

最後の言葉を言い終わらないうちに、私達二人は笑い出した。


私は笑いながら言葉を返す。
ここの仕事はとても面白いです。
私はしがないパートタイマーなのに、こんなに面白いことをさせてもらっていいのかと思ってます。

おっ、言いますねぇ。

本音ですよぅ。

そんな会話を続けながら、私はあることを思い出していた。

私がこの会社に入りたての頃、まだ隣のチームの人との仲が険悪になる前、ある飲み会で、私はこの仕事がとても好きだと言う話をした。
この仕事は常に技術が新しくなっていくし、仕事をしたらちゃんと成果としてのものが出来上がっていくし、素晴らしいと。毎日面白いと。
そう言った私に対して、その人は鼻で笑ってこう言ったのだった。
「まだまだ青いねぇ。仕事が楽しいなんて。そのうちそんなこと思わなくなるよ。」

この仕事を始めてから、すでに10年以上になるけど、私は未だに仕事が面白いと思ってる。
私は未だに、その人が鼻で笑ってしまったその気持ちを理解することができないでいる。