パターン化されたストーリーってどうよ→大河ドラマの主役に据えるなら→40人中私一人だけ
ナスＰ：
（パートナーが漫画「ヒストリエ」を読んでいるのをみて。）
前に、漫画「仕掛人・藤枝梅安」はキャラクターの表情にバリエーションがなくてつまんないって話をしたけど、ヒストリエも、そこまでキャラクターの表情が豊かってわけじゃないよねぇ。
でも、ヒストリエは面白いと思う。
ついでにいうと、ゴルゴ１３も面白いと思う。
※藤枝梅安：「ゴルゴ13」を書いた「さいとうたかを」さんの書いた漫画。
原作者は池波正太郎だったのか・・・。
※ヒストリエ：漫画「寄生獣」を書いた「岩明均」さんの書いた、連載中の漫画。
岩明さんの漫画は面白いんだけど、
現代物の服のセンスが致命的にダサいのが玉にキズだよねぇ。
パートナー：
ナスＰはただ単に、パターン化されたストーリーがつまんないだけじゃ？
藤枝梅安は水戸黄門みたいにパターン化されたストーリーだし。
ナスＰ：
それもそうかも。
でも、水戸黄門は好きだったよ。子供の頃は。
戦隊物とかもパターン化されてるけど、子供大好きじゃん。
パートナー：
敵が出てきて、ピンチになったら巨大化して、合体して倒すってやつね。
ナスＰ：
今、一年を通してやるのって、特撮か大河ドラマかってとこだよね。
パートナー：
今やってる大河ドラマは人気無いみたいだよ。
ナスＰ：
松下村塾の男の人をサポートする女の人が主役なんでしょ。そりゃ人気無いよ。
ディズニーがアナ雪で「ありのままの～」なんつって、女性の自分らしさの開放を歌ってる時代に、男をサポートする女をフォーカスするなんて時代遅れなんだよ。
女を主役にしたいなら、明治だか大正だかに初めて医者になった女の人とかにすりゃいいんだ。
パートナー：
津田梅子とか？
ナスＰ：
そうそう、津田梅子とか。
津田梅子で思い出したんだけどねぇ、短大の頃、授業の宿題で「好きな歴史上の偉人についてレポート」ってやつがあったんだけど、私は津田梅子についてのレポートを出したんだわ。
で、他の人が出したレポートがびっくりでねぇ、私以外全員「坂本龍馬」だったんだよ。全員だよ。大河ドラマで坂本龍馬をやってた時期でもないのにだよ。
日本人ならどれ選んでもいいのに、他に織田信長やったっていいのに私以外の39人全員「坂本龍馬」だったことにビックリだよ。
あぁ、それつながりでさらに思い出したんだけど、40人中私一人だけ違うレポートを出した思い出がもう一つあってだね。
中学校の自由研究なんだけど…。
パートナー：
あぁ、それもう聞いた。
ナスＰだけ「睡眠の相関関係」についてのレポート出したんでしょ。
ナスＰ：
そうそう。
あともう一人ネモトくんが「夏休みの間の気象情報に関するレポート」出してたんだけど、他の人はみんな「水をそのまま凍らせた時と、沸騰させてから凍らせた時の氷の濁り方についてのレポート」だったんだよねぇ。
パートナー：
俺の学校は自由研究がなくて、代わりに自由工作だった。
小学校1年の時は宇宙刑事ギャバンの仮面を作って持ってってたなぁ。
おやじが手伝ってくれた。
ナスＰ：
ギャバンｗｗ。自由だねぇ。
うちの学校でもそういう特撮物作って持ってくる人が一人くらいいても良かったはずなんだけどねぇ。
見かけたことないなぁ。
自由工作だと、鳥とか、自然の風景とか、学校の行事とか、そんな品行方正なもんばっかだった。
子供心に「学校への提出物に、テレビの娯楽物はまずい」って感覚あったと思うよ。
あるいは、そういうの作りたかった子もいたかもしれないけど、親からのストップが入ったのかもしれない。
いや、でもギャバン作ったのは面白いよね！ 独創的だよww
自由工作とか自由研究の価値ってそういうところにあると思うよ。
学校の授業だと、普通は一人の先生から、40人の生徒に向けて一つの正解を叩き込むわけじゃん。
だけど、40人の生徒が自分なりに考えたことを別々に発表するっていう場では、
「同じようにテーマを与えられても、人によって全然発想が違うし、そのどれもがＯＫである。」
って理解できるわけじゃん。それって素晴らしいことだよね。
パートナー：
でも、それならそうと学校の先生も言ってくれればいいのにね。
「○○君はこうで、△△さんはこうでしたね。人によってそれぞれ異なりますね。」
って。
ナスＰ：
学校の先生自身も、「何のために」とか「なぜ」ってことがわかってないんじゃない？
「何をやらせるか」を指示受けてるだけでさ。
あ～、だからかなぁ。
私とネモトくん以外全員同じレポートを提出した思い出が、いまだに心に引っかかってて、なんでだろうって思ってたんだけどさぁ。
がっかりしちゃってたのかもなぁ。
もっといろいろ、人それぞれの自由研究を見られると思ってたのに、皆同じだし、答えをとっくに知ってるものばっかりで超つまんなかったよ。
