ドリップコーヒーとubuntuと
1月に会社の同僚と旅行に行った時、宿の土産でサザコーヒーをもらってきたので、この1ヶ月の間、休日の朝食ではドリップでコーヒーを入れるのが習慣になっていた。
ご存知のように、ドリップコーヒーは入れるのに時間と手間がちょっとだけ必要だ。
コーヒーフィルターをドリッパーにセットする。
コーヒーの粉を2さじ強入れる。
お湯を、最初は全体の粉を蒸らすように入れる。
2回目以降は、まぁ、適当に入れる。
水滴がポタポタと垂れるのを眺める。
このひと手間を味わうのが贅沢・・・と、ドリップコーヒー愛好家は言うのかもしれない。
けど、すでにソーセージも目玉焼きも主食のパンもとうに準備万端である。早くコーヒーが入ってくれないと冷めちゃうじゃないか。インスタントコーヒーってのがあってよかったよね、世の中。
と、思いながら、ジリジリとコーヒーが入るのを待つ。
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以下、パートナーと私の会話。
私「しっかし、このドリッパーってのを考えた人はすごいよね。」
パ「あぁ、クリタ夫人のこと?」
私「誰?」
パ「コーヒーの有名なメーカーでクリタってあるじゃん。
あれ、カリタだったかな?
ドリッパーの紙とかすごい試行錯誤したらしいよ。ドリッパーのこの穴の形がミソらしい。」
私「ふーん。ドリッパーができる前はどうしてたん。」
パ「布で漉してた。」
私「ふーん。それで味は悪くなかったわけ?」
パ「味は悪くなかったけど、布は使った後洗わなきゃいけないからすごく面倒だった。
目にコーヒーの粉が詰まったりするんだよね。」
私「へー、物知りやん。なんでそんなこと知ってるん。」
パ「新谷かおるの漫画で読んだ(笑」
私「そうなんだ(笑。いや〜、物知りな人と会話してると楽しいなぁ。
今の話ブログに載せていい?」
パ「いいけど、あ、やっぱりクリタじゃなくてカリタだった気がする。ちゃんと調べた方がいいよ。」
→カリタでした。
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私「あ〜、やっぱりサザコーヒーは美味しいなぁ。
って毎回言ってるけどさ、私。
これは本当に美味しいのかな。
自分でひと手間かけてるから美味しいと感じてるだけなのかな。
飲み比べしてるわけじゃないからわかんないや。」
パ「じゃあ飲み比べしてみますか。半年以上前にスーパーで買った別のドリップコーヒーと。」
私「おっ、いいんですか? ありがとー!
この話ブログに書いていい?」
パ「いいよ。」
早速パソコンを立ち上げて書き始める。
私「そういえばこのマシンにはubuntuが入ってるじゃん。
会社のマシンにもubuntu入れようとして、いちおう、ubuntuでいいのかなって思って、centOSとの比較で調べてみたんだけど、ubuntuって結構windowsよりに作られてるらしいね。
それでさ、最近、会社でMacいじる機会があったんだけどさ〜、ubuntuと同じLinux系だと思ってたら痛い目見るね。Macの操作方法全然違うじゃん。フォルダの開き方とかメニューバーの出方とか。
Macだとfinderっていうんだっけ?
あと、Macだと、メニューバーがツールの上じゃなくて、画面の右上側に出るじゃん。」
パ「あ〜、まぁね。でもubuntuも2011年版くらいまではMacっぽかったんだよ。
ただ、ノートパソコンで使うとなると、メニューバーがちょっと大きく広がっちゃってるんで、画面が狭く感じて使いづらいってんで、windowsっぽく直したらしいよ。」
私「へ〜。」
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パ「コーヒー入ったよ。」
私「おっ、ありがと。」
パ「うーん、やっぱり、サザコーヒーの方が美味いな。」
私「そう? こっちーのスーパーで買った方は○○さん(パートナーの名前)好みの味っぽいね。多少酸っぱい。」
パ「うん。これでもマイルドブレンドのやつだけどね。
もっと酸っぱいやつで、モカもあるけど、そっちはナスPは好きじゃないでしょ。」
私「うん、私は苦い方が好き。
・・・こっち(スーパーで買った方)はやっぱり薄い気がする。粗挽きなのかな。
あれ? 粗挽きのほうが味が薄くなるで合ってるんだっけ?」
パ「合ってる。」
私「細かい挽きだとどうなるんだっけ?」
パ「細かい挽きだと、味は出るけど香りが出ない。だから、味も香りも出したければ、粗びきで多めに挽く。」
私「あ〜そうそう、そんなことを夜行さんが言ってた(笑。
私のコーヒーの知識は嘘喰いの夜行さんからなんだけど、○○さんは?」
パ「俺も夜行さんからだよ(笑。
そういえば、サザコーヒーは自分で挽いたって言ってたけど、粗挽きかどうかの調節はしたの?」
私「してないよ。宿の設定のままで挽いた。だって素人やもん。どうしたら調節できるのかもわかんなかった。」
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パ「こっち(スーパーで買った方)、やっぱり薄いな。」
私「お湯入れすぎた? あんなに粉いっぱい入れたのにね。
袋に、粉何杯に水何mlとか、指定の分量書いてあるんじゃないの?」
パ「書いてあるだろうけど、読んでない。」
私「読みなよ(笑。私、インスタントコーヒーの分量も適当に入れてたけど、分量通りに入れたらやっぱりそれなりの味になったよ。スプーン2杯に、150mlっての。
ちなみに、うちにちっさいスプーンて2種類有るんだけど、ティースプーンとデザート食べる用のスプーンが。間違ってデザートスプーンで計って入れたら流石に苦かったね。ティースプーンの方が正解やね。」
パ「スプーンってそっちの方か(笑 てっきり普通のサイズのスプーンと間違えたのかと。」
私「流石にそれは間違えない(笑 大きすぎ。」
パ「スプーンといえばさ、俺の親父の子供の頃の話なんだけど、学校給食でカレーが出るから、スプーン持って来いって言われたらしくて。で、スプーン必要なんだけどって家でばあちゃんに言ったら、これしかないって言われてデザート食うような小さいスプーン渡されたらしい。 ”一応食えたけどさ”って言ってた(笑」
私「(笑 そんな話が。いいねぇ、うちの親からそんな子供の頃のエピソードなんて聞いたことないよ。」